ここで言いたい人的資本というのは、例えば私たちが労働をした対価として賃金を得るさいに使用している、私たち自身の体(拘束時間、労働力)そのものです。
金融資本は、現金、預金や株、債券、投資信託などのことをいっています。
私たちが将来、ある程度経済的に裕福になりたいと願うのであれば、
できるだけ早い段階で人体資本から金融資本への割合を増やしていくことが
鉄則とされています。
なぜなら、人は時間の経過とともに少しずつ老化していくからです。
これは人が避けられない運命です。
いつまでも、現役時代バリバリに働いていけるわけではありません。
だからこそ、現役のうちに(特に人的資本がたくさんあるときに)金融資産を増やし、
それを資本として活用していくことが大事です。
少しずつ人的資本から金融資本への割合、量ともに増やしていくのです。
人的資本は時間とともに減っていくのですから。